会社の飲み会は淘汰されるべき悪習なのか?

「上司のパワハラ」「資料の内容を報告するだけのムダな会議」。会社に勤めている限り、社員の悩みは尽きません。

「会社の飲み会」も、悩みのタネのひとつでしょう。

  • そもそもお酒が好きじゃない
  • 飲み会に使うお金・時間がもったいない
  • 上司やお偉いさんに気をつかうのが耐えられない

こんなふうに悩んでいる人も多いはず。私もかつて悩んでいた一人です。

コロナウイルスが猛威を振るっていた2020年には、飲み会自体が自粛されていました。

ですが、2023年にWHOによって緊急事態宣言が解除されてから、飲み会は完全復活。

コロナウイルスとともに飲み会も消滅してほしい。そう願っていたサラリーマンも多いことでしょう。

万年在宅ワーカーの私には関係のない話ですが。

だからこそ、フラットな視点で飲み会の存在意義についてあらためて考えてみた。

結論からいうと、飲み会がいるか要らないかは「人による」です。

「そんなのだれでも知ってるわ!」というツッコミが聞こえてきそうですね。

飲み会なんていらないと思っている人の割合は多いですが、すべての人に当てはまるわけではありません。

では「飲み会を必要とすべき人」とは、どんな人か。私の経験にもとづいた答えは「会社で出世したい人」です。

飲み会に参加するだけで、少なくとも会社のお偉いさん方の目に留まるからです。

さらにお偉いさん方にお酌して回ったり、場を盛り上げたりすると高評価。その人はお偉いさん方から「できるヤツ」と認定されるでしょう。

仮に会社で新しいプロジェクトや事業が発足したとき、お偉いさん方はだれを責任者・担当者に指名するか。

会議で真っ先に思い浮かぶのは、飲み会でお酌や盛り上げをしていた「できるヤツ」でしょう。

お偉いさん方は「アイツならうまくやってくれそう」「大変な仕事だけど任せてもよさそう」と思うからです。

「コネ」と言われたらそれまでですが、日本企業の人事なんてこんなもんです。

会社で出世して偉くなりたい人は、ガンガン飲み会に参加しましょう。お偉いさん方のグラスの空き状況に目を光らせ、残量が少なくなったら注ぎにいきます。ボトルの注文も忘れてはいけません。お酒がなくなるまえに注文しておきましょう。

飲み会を制すれば、あなたの出世は間違いありません。

逆に言えば、

  • 出世したくない
  • 仕事量を増やしたくない
  • クビにさえならなければOK

という人は、飲み会なんて参加しないほうがいいです。時間とお金、体力のムダです。

浮いた時間とお金で趣味を充実させたり、彼女(彼氏)とデートしたりしましょう。

スキマ時間を使って、副業を始めるのもいいかもしれません。うまくいけば、係長や課長よりも稼げるようになるでしょう。

わたしが本記事をとおして伝えたかったことは、以下の3つです。

  • 会社で出世したければ飲み会は参加すべき
  • 出世に興味がなければ参加しないほうがいい
  • 自分の目的にあわせて時間とお金を大切に使おう

とくに目的もなく、半強制的に飲み会に参加しつづけることはやめましょう。